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2.日本人の味覚、食生活、暮らしに寄り添うチーズ
3.地元のこだわり牛乳を原料に使っている
1.チーズ職人として宮城県の蔵王で、18年間磨いてきた確かな技術がある
ジャパチーズの代表である長尾英次さんは、宮城県の酪農家出身。全国的にも有名な蔵王のチーズ工房で18年間、チーズ職人として働いてきました。その時は、食べやすい一般向けのからチーズ愛好者向けの特徴あるチーズまで、いろいろな種類のチーズを作っていました。ターニングポイントは、平成23年の東日本大震災。さまざまな面から食の安全が危惧されるようになり、食品業界のもろさにショックを受けたという長尾さん。一度は、チーズ職人だけでなく食の世界から離れようとも考えたといいます。しかし、多くの人から「これまで磨いてきたチーズ作りの腕を活かさなくてどうするんだ」と、周りからの叱咤激励を受け、家族で旭川に移住した長尾さんは、チーズ職人の道を再び歩み始めることを決意した上に作っている、腕によりをかけたチーズです。
2.日本人の味覚、食生活、暮らしに寄り添うチーズ
長くチーズ職人として勤めてきた長尾さんが思っていたのは、日本人にとってチーズは”嗜好品”で、ワインに合うようなクセの強いものである、というイメージが強く、本来はもっと身近なものであるはずなのに敬遠してしまっている人が多いということでした。その上で、長尾さんがお店を出店した旭川の中でも歴史の古い商店街である買物公園は、周辺も含め高齢者の利用も多くあります。だからこそ、そうした方々にも、チーズのある暮らしを楽しんでほしいと長尾さんは努力を惜しみません。癖が少なく、誰にとっても食べやすく、しかしチーズ本来の味をしっかりと残す長尾さんの作るチーズは使いやすく、いつもの食事にプラスできる例の一つ。こうして日本人の味覚に合う、日本人の食生活に合う、そして、日本人の暮らしに合うチーズを作っています。
3.地元のこだわり牛乳を原料に使っている
長尾さんのチーズには、旭川市東鷹栖の加藤牧場の牛乳が使われています。親子3代にわたって牛を大切に育てており、ブリーダーでもある牧場です。加藤牧場の生乳は、季節などによる品質のばらつきがほとんどなく、さまざまな要素のバランスが良いと長尾さんは高く評価しています。牛が食べる牧草や季節によって生乳の味が変わることも、一つのブランド構築には効果的ではありますが、いつでも均質な生乳が手に入ることはチーズ職人にとっては非常に重要なこと。そんな加藤牧場が手塩にかけた牛から生産される生乳の味を、素直にチーズにしていく。それが、長尾さんの目指すチーズ作りです。